DRAGON Ⅲ号戦車N型

いま巷はガルパンブームで、今まで戦車に興味なかった人たちが模型店に押しかけ、思わぬ特需にAFV模型雑誌も大増刷、ガルパンの舞台の大洗駅も大勢のアニメファンが押しかけ、駅や旅館も戦車だらけになるなど、誰も予想しなかった展開になってるようです。
放送が終わって少しはブームも冷めてきたかと思いきや、もうしばらくはブームが収まりそうもない気配ですね。私も昨年ちゃっかりⅣ号D型あんこうチームverを購入しちゃいましたが、一作ごとの制作速度が極めて遅いため、未だ積んでてすっかり乗り遅れてる次第であります。

プラッツ 1/35 ガールズ&パンツァー IV号戦車D型 あんこうチームver プラモデル

プラッツ 1/35 ガールズ&パンツァー IV号戦車D型 あんこうチームver プラモデル


というわけで、昨年暮れから作り始めてやっと完成したのが、DRAGON の Ⅲ号N型。ちなみに本車輛はガルパンと全く関係ありませんが、アニメ見てたらなぜかこれを作りたくなってしまいました。短砲身75ミリ砲とシュルツェンに覆われた無骨でムックリした姿が何ともカッコ良すぎです。


サイバーホビー 1/35 WW.II ドイツ軍 III号戦車N型 w/シュルツェン CH6474

サイバーホビー 1/35 WW.II ドイツ軍 III号戦車N型 w/シュルツェン CH6474


今回初めて DRAGON の製品にチャレンジしたわけですが、まずパーツの多さが半端じゃないです。足回りだけでも、タミヤの同車輛とは比較にならない部品数。また説明書の判りづらいこと!結局アハトゥンク・パンツァー Ⅲ号戦車編買ってきて、実車の写真と見比べながら作成しないと行き詰まる箇所が多々ありました。

3号戦車編 (アハトゥンク・パンツァー)

3号戦車編 (アハトゥンク・パンツァー)






履帯の塗装は、Mrカラーのジャーマングレーで下地塗装した後、Mrメタルカラーをエアブラシで吹き付け、麺棒で擦って金属感を演出してます。模型誌を読むとダークアイアン推奨する人が多いようですが、ダークアイアンだと色が暗すぎて金属感がイマイチ弱いため、アイアンを使ってみたらいい感じに仕上がりました。


大昔にタミヤのⅢ号戦車を作った記憶がありますが、この戦車ってこんなに構造複雑だっけ?と思う程、とにかくパーツが多いです。車体上部もタミヤなら一体成型でしょうが、DRAGON は車体上部も前面・側面・後部と分かれてます。細かいパーツもたいへん多くジジイ化現象待ったなしの自分はかなり辛いものが!よって模型作成にルーペは欠かせなくなりました。ハヅキルーペを使ってますが、これはお勧めです。細部の精度もぐっと上がりました。


ルーペ使うとチッピングの精度も上がりますね。マフラーは、ガイアノーツのオキサイドレッドを下地にタミヤのエナメル7色*1を細筆で重ね塗りし、錆を演出してみました。ウオッシングも要所でオレンジ使うと結構効果的です。


細部の精度ですが、銃口もしっかりモールドされてるし、砲身もよ〜く見るとライフルが刻んである等、さすが DRAGON と唸らせるものがあります。その他 OVM の細かさも半端ないし、履帯も接続ピンが左右で違ってるという、拘りの再現度ですね。でも履帯の押し出しピン跡が少し残ってるのだけはいただけませんでしたw









続く

*1:フラットレッド・フラットブラウン・ハルレッド・ゴールドリーフ・オレンジ・ブロンズ・レッドブラウン