DataPresenter.Field クラスのインターフェイスがいつの間にか変わってた

XamDataGrid のカラムの外観や動作を定義する Filed クラスですが、細かい設定する場合 FieldSettings プロパティで定義するため、要素のネストが深くなるといういささか面倒な仕様のため、も少しなんとかなんないかなと、いつも思っておりました。

例えば、以下のフィールドでセル内容を中央寄せにするケースを考えてみます。


Field の内容を中央寄せにするには、Field.Settings.CellValuePresenterStyle で、CellValuePresenter のスタイルを定義せねばなりません。具体的には以下のようになります。


なんということでしょう!セル内容を中央寄せしたいだけなのに、こんなに要素が深くなってしまいます!XAML の見通し悪いことこの上ないし、もしフィールドが数十個あり、それぞれ個別に外観を変えるような要求が発生したらと思うとぞっとしますよね(汗


ところが先日XAML弄ってたところ、いつの間にか、以下の記述で済むようになってました・・・あら?


いままで気が付きませんでしたが、Infragisitics WPF 14.2 からひっそりと Field クラスの仕様が変わり、従来 FieldSettings でしか設定できなかったプロパティが、Field クラスに大量に追加された模様です。
Field クラス メンバ(14.2)


フィールドのエディタの設定も、Field クラスに EditorStyleプロパティや EditorType プロパティなどが追加されたため、従来よりかなり要素のネストが少なりなり XAML 全体の見通しもよくなりました。ナイスです!