〜Hello Worlld その壱
#2013/02/19 Visual Studio 2010 で書き直しました
まずは Hello World その壱です。
Hello World
Visual Studio を起動し、新しい WPF プロジェクトを作成します。スタートページの「新しいプロジェクト」をクリックするか、メニューの「ファイル」→「新しいプロジェクト」をクリックしてください。
「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されます。「プロジェクトの種類」は Visual Basic を選択しテンプレートの「WPF アプリケーション」を選択してください。プロジェクト名は「WpfApplication1」のまま「OK」ボタンをクリックします。
WPF のプロジェクトが作成されました。中央にデザイン用のウィンドウと、その下に XAML のコードがあるのがわかると思います。今回は XAML は一切使いません。デザイナだけでプログラミングしてみましょう。
左側にあるツールボックスから「Label」を選択し、ドラッグアンドドロップで Window の中央辺りに配置します。ツールボックスが表示されてない場合、メニューの「表示」→「ツールボックス」で表示させましょう。
上の図のように Label が配置されたでしょうか?次に「Label」のプロパティをリセットします。Labelを選択して右クリックするとポップアップメニューが表示されるので「レイアウトをリセット」をクリックします。
次に右下のプロパティウィンドウから「レイアウト」を展開し、「HorizontalContentAlignment」と「VerticalContentAlignment」の二つのプロパティを「Center」に設定してください。
すると Label がグリッド一杯に広がり、文字列がセンターに移動します。
プロパティウィンドウの「テキスト」タブを展開し「Font」を「56」に変更します。
同じくプロパティウィンドウの「共通」タブを展開し「Content」プロパティを「Hello World」にします。
するとデザイナの内容も連動して変わりますね。しかしここまでリソースを無駄に使いまくった親切な解説もそうそうないと思いますw
では「F5」キーを押して、プログラムを実行してみましょう。よほどのことがない限り、以下のように表示されると思います。これで Hello World プログラムは完成です。
XAML を直接編集してみる
動作を確認したら XAML を確認してみましょう。先ほどプロパティウィンドウで設定した内容が XAML にすべて反映されているのが判ると思います。
ここで XAML を直接編集してみましょう。詳細は省きますが、現場では文字列を表示する場合 Label より TextBlock を使うことが多いです。そこで先ほど配置した Label を TextBlock に変更してみます。ここでは XAML を以下のように直接書き直します。
TextBlock は文字列を表示させる最も軽量のコントロールです。そのため Labelと比較すると、用意されているプロパティの数は少なく、先ほど Label で設定した「Content」「HorizontalContentAlignment」「VerticalContentAlignment」の三つのプロパティはありません。そこで表示させる文字列を「Text」プロパティに設定し、表示位置を「HorizontalAlignment」「VerticalAlignment」で調整します。
「…ContentAlignment」プロパティはコンテンツの位置合わせ用プロパティです。TextBlock は「…ContentAlignment」が用意されてないため「…Alignment」プロパティでコントロール自身の表示位置で調整するわけです。
Hello Worlld その弐に続く・・・