理論から学ぶデータベース実践入門(第1〜5章)
※前日のエントリの続きです。
五章まで読み終えてまた初めから読み直してます。三歩進んで二歩下がるを繰り返してますが、理解が進むと段々面白くなってきますね。
理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 奥野幹也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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背景にある数学的理論にも俄然興味が湧いてきた・・・そんなこと思いながら仕事してたら、たまたまラジオからある映画の話が流れてきました。イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密・・・う〜む、これは面白そうである!
以下はペゾルトさんの書籍。こちらもなかなか評価高いですね。データベース実践入門読み終えたら読んでみたい。
チューリングを読む コンピュータサイエンスの金字塔を楽しもう
- 作者: チャールズ・ペゾルド,井田哲雄,鈴木大郎,奥居哲,浜名誠,山田俊行
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2012/06/11
- メディア: 単行本
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あと、たまたま某所でこんな書き込みを目にしました。
・・・とはいえ、ここにジレンマがあってSQLや内部の挙動をしらないことでトラブルシューティングができなかったり、パフォーマンスの最適化ができないという問題もでてくるのでしょうが。。。
以下、脊髄反射的に書き込んだ私の発言です。
ここ数日、「理論から学ぶデータベース実践入門」 という本を読んでます・・・・・・
この本では、RDBの基であるリレーショナルモデルにつき、集合論や論理学など数学的理論に裏付けられた非常に強力なモデルであり、RDB はリレーショナルを実践して初めて真価を発揮すると、集合論や論理学の解説を用いてかなり深部に踏み込みながら力説してます。
考えてみたら、私が開発の真似事を始めてからもう十数年経ちますが、その間、開発言語やツールの流行り廃りがあり言語仕様が大きく変わることがあっても、SQLの仕様に大変更があったという話は聞きませんし、今後もRDBの基本仕様は変わらないと思います。何故RDB や SQL はそんなに普遍的なのか・・・この本を読んで、リレーショナルモデルが数学的理論の強力な裏付けに基づいているという事実にハッとしました。
恥ずかしながら私もRDBについてはそれほど勉強しておらず、リレーショナルということをただ漠然と捉えていたのですが、集合論・命題論理・述語論理・従属性etc・・・様々な数学的概念と格闘しつつ読み進めるうち、ある結論に達しつつあります。
・・・もしかして、リレーショナルモデルって美しい?
もちろんRDBはリレーショナルモデルだけで設計されておらず、リレーショナルモデルの概念だけで現実の諸問題を解決できるほど甘くはありませんが、RDBの根底にある理論を知ると知らざるでは、アプリケーションの品質が大きく変わってくると思いました。
あとついでに数学・・・ちょっと本格的に学び直したくなってきちゃいましたw
筆者も異論出るのは承知の上、この本により議論が発生するのを望んでおられるようです。暇(と予算)があったら是非一読お勧めします。
で、結局何が言いたいのかというと
・・・もしかして、リレーショナルモデルって美しい?
これが言いたかったーw