理論から学ぶデータベース実践入門
ブログ「漢のコンピュータ道」で有名な奥野幹也さんの新書がついに発刊されました。尼から届いたので早速読み始めてますが、第一章のっけから
リレーションとはテーブル同士の関係ではない!
との衝撃の事実がー!
理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 奥野幹也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さらに
- SQLにおいてリレーションに該当するものは「テーブル」である!
- リレーションとは言い換えればタプルの集合である!
- リレーションにはNULLを含めることができない!
- リレーションを使った演算を行うからリレーショナルモデル!
- SELECTは、射影・直積・制限という三つの演算を同時に行う操作!
- SELECTの評価順序は論理的に直積・制限・射影の順に行われる(RDBの実装と無関係)!
- リレーショナルモデルに更新という概念は存在しない!
- テーブル自体が関係変数の役割を兼ねている。!
- SQLのテーブルはそもそも集合ではない!
- リレーションには順序は存在しない!
- トランザクションはリレーショナルモデルとは別の独立した概念!
という目から鱗の事実が次々明かされています。
そして筆者は、一章最後のコラムでこう述べています。(取意)
古典的と断じてリレーショナルモデルの解釈自体を変えることは誤りであり・・・いくら現実に合うようモデルを変えても、集合の持つ数学的性質は変わらず、数学的な正しさから乖離したデータモデルは役に立たない
データベース実戦入門 P32 - コラム「リレーショナルモデルは古典的か」
とりあえず一章は読了。ここまで読んだだけでも色んな意味で頭がくらくらしてきました(笑)。引き続きがんばって読んでみるー!